<TOYOTA>
NASCARクラフツマン・トラックシリーズ第17戦O’Reilly 200 開催日:8月24日
8月24日(水)米国東南部テネシー州ブリストルの、ブリストル・モーター・スピードウェイで、NASCARクラフツマン・トラックシリーズ第17戦「O’Reilly 200」が行われた。ワンデイ・イベントとして行われ、午前11時過ぎと午後1時から2度に渡って行われた公式練習では、どちらもM.スキナーがトップタイムをマークするなど好調。 続いて午後5時から行われた予選では、前戦ナッシュビルで初優勝を飾ったD.ロイティマンがM.スキナーをかわしてポールポジションを獲得。2番手M.スキナー、続いて3番手にもC.チャフィン、5番手にB.ウィットが入り、“トヨタ・タンドラ”は最前列を独占。さらに、トップ5に4台という圧倒的な速さを見せて決勝へ臨むことになった。
午後9時、蒸し暑い中でスタートが切られると、すぐにM.スキナーが首位逆転、D.ロイティマンとC.チャフィンが2位を争う展開。
しかし、中盤にはD.ロイティマンがステアリングのトラブルで後退。また、一時は首位に立ったC.チャフィンも、タイヤ交換のタイミングが合わず、終盤順位を落としてしまう波乱のレースとなった。
結局、M.スキナーが見事首位を逃げ切ってチェッカー。昨年の“トヨタ・タンドラ”デビュー戦から、これまで6度のポールポジションを獲得、今季の獲得リードラップ数でも、僅差のトップ争いを繰り広げながら、未だ勝利を果たせなかったM.スキナーが、悲願の“トヨタ・タンドラ”での初優勝を飾った。
一方、32番手スタートとなったT.ボダインは序盤から首位争いに加わり、M.スキナーに次ぐ2位でチェッカー。“トヨタ・タンドラ”は一度もトップを譲り渡すことなく、1−2フィニッシュで、完全制覇を果たした。
調子を上げてきた“トヨタ・タンドラ”勢は、ドライバーズランキングでも、D.ロイティマンが6位、M.スキナー7位、T.ボダイン9位と、3人がトップ10に浮上した。
次戦第18戦は、9月8日(木)バージニア州リッチモンドのリッチモンド・インターナショナル・レースウェイで行われる。
ドライバー M.スキナー:
「ここ数戦、常に勝利に近いところにいながら、果たすことが出来なかっただけに、この勝利は格別だ。“トヨタ・タンドラ”とトヨタ・エンジンは、終始、非常に強力だった。しかし、昨年から同じような状況から何度も優勝を逃しており、最後まで気が抜けなかった。T.ボダインは私をパスするチャンスをずっと窺っていたが、私は終盤にコーションが出ると確信していた。やっと勝利することが出来、トヨタやチームに本当に感謝している」