【US-RACING】
真夏の3連戦、その最初となるケンタッキーだが、初日は快晴ながら22度と絶好のコンディションとなる。しかし予選は急激な天候悪化で雨のために中止となり、2回のプラクティスで総合トップだったパトリックがポール・ポジション。初ポールを獲ったカンザス以来、2度目のポール・スタートとなる。2位はウエルドンでホンダがフロントロー独占、3位ホーニッシュ、4位ディクソンと2列目はトヨタが占めた。日本勢は松浦が14位、安川は16位からスタートする。
●プラクティス1:ランキング・トップのウエルドンが好スタート
朝から快晴に恵まれたケンタッキーだったが、気温は22度とそれほど高くはなく、すごしやすいコンディションの中で初日がスタートした。午前10時から1時間30分に渡って行われた最初のセッションで、トップ・スピードを記録したのはウエルドン。ホンダ・ダラーラを駆るポイント・リーダーは、217.500mph(24.4965秒)をマークする。2位はチームメイトのカナーン(217.089mph:24.5429秒)が入り、3位はメイラ(217.039mph:24.5489秒)とこのトップ3だけが217マイル台に突入している。
●プラクティス2:パトリックが総合でトップ・スピードをマーク
2回目のセッションは1時間のインターバルを経て、午後12時30分からスタート。朝のセッションで4位だったパトリックが217.516mph(24.4947秒)を記録してトップとなり、ウエルドンは少しスピードを下げて217.400mph(24.5078秒)の2位に留まった。3位にはシボレー・ダラーラのシェクター(217.376mph:24.5105秒)が入り、4位はトヨタ・ダラーラのホーニッシュJr.(217.307mph:24.5183秒)と、各メーカーが揃って上位に進出。5台が217マイル台に入れた。
●予選:雨で中止となり、パトリックが2度目のポール・スタート
これから予選が始まろうという頃になって雲が多くなり、4台が走った時点で雨に見舞われて中断。結局中止となってしまい、プラクティスの総合順がスターティング・グリッドとなった。トップはパトリックで、初ポールを獲ったカンザス以来、2度目のポール・スタートとなる。2位はウエルドン、3位はシェクターとなったが、シボレー・トップのシェクターはエンジン交換の必要に迫られて最後尾に後退し、ホーニッシュが3位となる。フロントローはホンダ、シボレーの脱落によりセカンドローがトヨタの2台で占められた。日本勢は松浦が215.461mph(24.7284秒)で14位、安川は215.373mph(24.7385秒)の16位からスタートする。