<DREYER & REINBOLD Racing>
インディカー・シリーズ第5戦89th Indianapolis500mile Race
カーブ・デー:5月27日(金)
この日はインディアナポリス500マイル・レース決勝前走行ができる最後の日となる「ミラー・ライト・カーブ・デー」。もともとはキャブレターのセッティングをするための最後の調整日として設けられていた日で、現在はインディ500前の最終調整日ということとなる。決勝へ進出する各チームはこの最後のセッションでレース・マシンをセッティングし、レースの準備を完了させる。ここ数日、インディアナポリス・モーター・スピードウェイ周辺は天候もよく、この日も、コットン・ツリーという木の綿毛が舞い飛び、初夏を思わせるいい天気となっていた。
午前11時から1時間だけのこの最終セッションでは、ドレイヤー&レインボールド・レーシングは、ロジャー安川のNo.24車、ジェフ・バックナムのNo.44車ともにレース用のセットを確認するべく、セッション早々から走行をスタートさせた。
エンジンも載せ替え、完全にレース用のマシンでのNo.24車のベストラップは時速222.058マイル(この日17番手)、No.44車は時速219.817マイル(この日24番手)のタイムを出した。ともに28周をこなし、このセッションをノートラブルで終了した。
これでインディ500決勝まで走行スケジュールはすべて終了。残るは伝統の第89回インディ500の決勝のみ。決勝は、5月29日(日)正午(日本時間5月30日午前2時)にグリーンフラッグが振られ、500マイル(約804km)先のゴールを目指す。
ロジャー安川(ドライバー#24カー)
「今日はレースカーのエンジンを本番用のものに載せ替え、決勝日に走るクルマが予定通りのフィーリングかどうか確認する、インストレーションラップで終えるはずでした。しかし、走ってみると若干車高が違っていたり、ちょっと修正をしなければなりませんでした。セッションの中でほぼ修正はしたので、このマシンの状態のままなら大丈夫だと思います。レースは前半は慎重にいって、後半で追い上げていって、トップ5狙いで行きたいと思ってます」
ジェフ・バックナム(ドライバー#44カー)
「私たちはこのサーキットでずいぶんいろいろなことを学びました。チームのスタッフとエンジニアも、さまざまな計算していってレースをどう走るかということについて多くの時間を費やしました。私はここのレースをしたことがないので、多くの引出しがあるわけではないが、クルマはよくなっているし、うまくいくと思っています」