<SUPER AGURI FERNANDEZ RACING>
さらなる飛躍を目指して体制を強化し
スーパーアグリ・フェルナンデス・レーシングは3年目の戦いに挑む
■■■イベントデータ■■■
【日時】3月4〜6日
【開催地】フロリダ州ホームステッド
【サーキット】ホームステッド・マイアミ・スピードウェイ
【距離】1.5マイル(2.414km)×200周
■■■コース概要■■■
<ホームステッド・マイアミ・スピードウェイ>
開幕戦の舞台となるのは、今年もマイアミ郊外のホームステッド・マイアミ・スピードウェイ。アメリカ大陸の東部、メキシコ湾と大西洋を隔てるように突き出したフロリダ半島の 南端は、3月でも強い日差しが照りつけ、気温も例年20度を超す。熱いシーズンのキックオフに は絶好の場所だ。
ホームステッド・マイアミ・スピードウェイは、全長が1.5マイルの高速型オーバル。バンクの最大傾斜角は20度で、サイド・バイ・サイドでのバトルを延々と続けることが可能な コースだ。インディカーならではのスリリングな接近戦が開幕戦から見られることとなる。
[2004年マイアミ成績(松浦孝亮) スタート順位:18位 決勝順位:11位]
■■■レースプレビュー■■■
<2シーズン目の開幕に胸膨らませる松浦孝亮>
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スーパーアグリ・フェルナンデス・レーシングにとってのIRLインディカー・シリーズ参戦3年目が、いよいよ開幕しようとしている。パナソニックARTA/パノス・Hondaに搭乗するドライ バーの松浦孝亮にとっては、今年は2年目のフルシーズン出場となる。昨年、インディカー・シリーズ のボンバーディア・ルーキー・オブ・ザ・イヤーと、インディ500のバンクワン・ルーキー・オブ・ザ・イヤー、両賞を獲得した松浦は、1月、2月に行われた合同テストにおいて05年用のアップデートがされたパノスシャシーのファインチューニングを行い、Hondaエンジンのパワフルさも確認。確かな手応えをつかむことができ、やる気を新たにして開幕戦のグリーンフラッグが振り下ろされる時を待っている。
<新体制での最初のレース>
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昨年から今年にかけ、スーパーアグリ・フェルナンデス・レーシングは体制を強化した。サイモン・ホジソンをチームマネージャーに、ドン・ランバートをクルーチーフに新たに迎えた。作戦面までを含めた陣頭指揮をホジソンが執り、ランバートをリーダーとするクルーたちが昨年以上に迅速かつ確実なピットストップを担当する体制で上位フィニッシュ、そして優勝を目指す。今年の目標は、全レースをトップコンテンダーとして戦うことである。
<目指せ、スタートダッシュ>
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開幕前に行われたテストは、合計5日間だけだった。今シーズン用にアップデートのされたマシンでの走行時間は決して十分とは言えない。しかも、それらのテストで使用されたマシンは、シャシーもエンジンも開幕を迎える時の仕様と全面的に同一ではなかった。各チームは、限られたテスト時間内で得られた情報と、昨年までに積み重ねたデータとノウハウを基に開幕戦を戦う。マシンの持っている力をどこまで引き出すことができるか?松浦はエンジニアのジョン・ディックと密接なコミュニケーションを取り、不確定要素の多い開幕戦で幸先の良いスタートダッシュを切る意気込みだ。
■■■コメント■■■
<松浦孝亮>
「早くレースを戦いたいという気持ちでいっぱいです」
「ホームステッドへと戻り、開幕戦を迎えるのが今から楽しみです。去年1年間で本当に多くのことを学んだので、2年目となる今年はもっと力を発揮し、良い結果を残せる自信があります。去年は一度も勝つことができませんでしたので、今年の目標は当然優勝ということになります。このオフはトレーニングに集中することができたので、自分のコンディションはとても良く仕上がっています。早くレースを戦いたい、という気持ちでいっぱいです」