INDY CAR

2005オープンテスト最終日レポート(マイアミ ホームステッド) 松浦孝亮4位でテスト終了。開幕戦への期待高まる!!

<TEWING RING MOTEGI>
1月22日、フロリダ州マイアミのホームステッドで行われたオープンテスト最終日は、約1ヶ月後に開幕戦が開催される1.5マイルのオーバルコースを利用して行われ、決勝レースを想定した走行も多く見られ、より実戦に近い形でのテストとなった。トップタイムを記録したのは昨年の開幕戦でポールポジションを獲得したバディ・ライス。しかし、トップから0.1秒以内に5人、全参加ドライバー20人が0.6秒以内に入るというインディカー・シリーズならではの接戦状態にあるため、どのドライバーにも優勝の可能性があり、今後のテストからも目が離せない状況だ。
特に、これまで速さが未知数だったフェルナンデス・レーシングへ移籍したばかりのスコット・シャープと女性ドライバーとしての注目が先行していたダニカ・パトリックの2人がトップ5に入っており、すでにトップクラスの速さを持っていることが分かった。
また、松浦孝亮はこの日も予定通りテストプログラムをこなし4番手のタイムを記録。開幕戦にむけて好調さをアピールした。一方のロジャー安川は、トップからわずか0.4秒差で18番手に留まった。
松浦孝亮のコメント
「午前中のマシンは良かったのですが午後になって若干のトラブルがあったようです。しかし、チームメイトのスコット・シャープはとても良かったし、チームの2人がともにトップ5に入れたことで開幕戦には期待が持てます」
ロジャー安川のコメント
「今日はレースセットを出すのに集中しました。明日がレースであっても、そこそこ走れる状態までマシンは出来ています。マシンを持ち帰って微調整をすれば今以上によくなると思います。とても有意義なテストをすることができました。」
IRLインディカー・シリーズは、2月にフェニックスでのオープンテストを行い、3月6日にマイアミのホームステッドで開幕し、およそ7ヶ月、17戦に及ぶ長い戦いとなる。
●オープンテスト 3日目(オーバルコース) リザルト
1 #15 バディ・ライス 0:24.9185 レイホール-レターマン・レーシング(H/P)
2 #8 スコット・シャープ 0:24.9528 フェルナンデス・レーシング(H/P)
3 #26 ダン・ウェルドン 0:24.9816 アンドレッティ・グリーン・レーシング(H/D)
4 #55 松浦孝亮 0:24.9906 スーパーアグリ・フェルナンデス・レーシング(H/P)
5 #16 ダニカ・パトリック 0:24.9953 レイホール-レターマン・レーシング(H/P)
6 #11 トニー・カナーン 0:25.0325 アンドレッティ・グリーン・レーシング(H/D)
7 #4 トーマス・シェクター 0:25.0341 パンサー・レーシング(C/D)
8 #7 ブライアン・ハータ 0:25.0360 アンドレッティ・グリーン・レーシング(H/D)
9 #17 ヴィットール・メイラ 0:25.0487 レイホール-レターマン・レーシング(H/P)
10 #3 エリオ・カストロネベス 0:25.1016 マールボロ・チーム・ペンスキー(T/D)
11 #27 ダリオ・フランキッティ 0:25.1149 アンドレッティ・グリーン・レーシング(H/D)
12 #6 サム・ホーニッシュJr. 0:25.1182 マールボロ・チーム・ペンスキー(T/D)
13 #33 ライアン・ブリスコー 0:25.1486 ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング(T/P) 14 #83 パトリック・カーパンティア 0:25.1925 レッドブル・チーバー・レーシング(T/D)
15 #2 トーマス・エンゲ 0:25.2131 パンサー・レーシング(C/D)
16 #9 スコット・ディクソン 0:25.2272 ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング(T/P)
17 #10 ダレン・マニング 0:25.2883 ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング(T/P)
18 #24 ロジャー安川 0:25.3219 ドレイヤー&レインボールド・レーシング(H/D)
19 #51 アレックス・バロン 0:25.4398 レッドブル・チーバー・レーシング(T/D)
20 #14 A.J.フォイト4世 0:25.4934 A.J.フォイト・エンタープライズ(T/D)
※ タイヤは全車 ファイアストンを装着。
※ 略称 エンジン H:Honda、T:トヨタ、C:シボレー シャーシ D:ダラーラ、P:パノス