2004年10月2日、アメリカ・カリフォルニア州フォンタナにてスーパーアグリ・フェルナンデス・レーシングのチーム代表である鈴木亜久里と共同オーナーのエイドリアン・フェルナンデスは、2005年のドライバーに松浦孝亮を引き続き起用し、IRL IndyCar Seriesに参戦することを発表した。スーパーアグリ・フェルナンデス・レーシングは2002年12月に鈴木亜久里とエイドリアン・フェルナンデスによって結成され、今年でIRL IndyCar Series参戦2年目となる。松浦孝亮は2002年にドイツF3選手権でシリーズ2位、2003年にフォーミュラ・ルノーV6ユーロカップでシリーズ3位を獲得し、今年IRL IndyCar Seriesにデビューした。松浦孝亮は今週末、カリフォルニア・スピードウェイで15回目のスタートを切る。彼のIRL IndyCar Seriesでの最高結果はケンタッキー戦での4位フィニッシュ。現在ルーキー・オブ・ザ・イヤーのタイトルに最も近い場所にいる。
松浦孝亮
「はじめに、スーパーアグリ・フェルナンデス・レーシングと2005年の契約を更新でき、本当にうれしく思います。この時期に契約を済ませられるというのは、来年に向けて早い段階から準備ができるというメリットがあります。チームも上昇ムードでモチベーションが高いです。きっと来年は良い結果がでると思います。チームもマシンも今シーズンと同じパッケージになると思いますので、来年は開幕戦から勝負をしていきたいです。とにかく今は残り２戦を全力でがんばりたいと思います」
鈴木亜久里(チーム代表)
「2005年のIRL IndyCar Seriesを再び松浦孝亮と一緒に戦うことができることを大変うれしく思っています。孝亮は今年ルーキーでありながらすばらしいパフォーマンスをみせてくれました。孝亮の非凡な才能は今年大きな実となり、来年は大きく開花するはずです。今年、チームも孝亮と組むことで大きく成長することができました。それは彼のあくなき探求心が常にチームを刺激してきたからです。我々は孝亮とともに来年チャンピオン争いに加わることを目標に掲げています。そしてホンダとファイアストンと一緒に多くのファンにエキサイティングでスリリングなレースをお見せすることを約束します」
エイドリアン・フェルナンデス(共同オーナー)
「コウスケはとても才能があるドライバーで、また勝つことにとてもどん欲なドライバーでもある。彼にとってオーバルコースでのレースは今年が初めてだったけれども、すぐにコースにも慣れ、とても物覚えがよい事を証明した。僕は彼が毎レース上達するのを見てきたし、来シーズン彼がもっと経験を積んで成長していくのを楽しみにしている。チームのメンバーも孝亮のために結束しており、来年もこの状態を続けられるのは良いことだと考えている」
トム・アンダーソン(マネージングディレクター)
「コウスケは今シーズン、素晴らしい競争能力、才能、そして飲み込みの速さを我々に見せてくれた。来年は今年の経験を活かし優勝を狙いたいと思う。コウスケがチームに持ち込んだ熱意は成功への素晴らしい原動力になると信じている。我々はパナソニック、オートバックス、ホンダそしてファイアストンとの素晴らしい関係に感謝している。2005年のシーズンが楽しみだ」
＜スーパーアグリ・フェルナンデス・レーシング公式ウェブサイト＞
www.superaguri-fernandez.jp