IRLインディカー・シリーズ第11戦の決勝レースが8月15日(日)、ケンタッキー州スパルタにあるケンタッキー・スピードウェイで行われた。今シーズン2度目となる3週連続開催の初戦の舞台となる、ケンタッキー・スピードウェイは1周1.5マイルのDシェイプオーバル。常にアクセル全開で戦われ、インディカーによる平均時速は、340km/h以上に達する。IRL第11戦ケンタッキー 猛暑のバトルで不運も重なりトヨタ勢苦戦
序盤首位を争ったS.ホーニッシュ・Jr.は無念の後退。D.マニングが10位
TOYOTA PRESS RELEASE
▽2004年8月2日
IRLインディカー・シリーズ第11戦の決勝レースが8月15日(日)、ケンタッキー州スパルタにあるケンタッキー・スピードウェイで行われた。今シーズン2度目となる3週連続開催の初戦の舞台となる、ケンタッキー・スピードウェイは1周1.5マイルのDシェイプオーバル。常にアクセル全開で戦われ、インディカーによる平均時速は、340km/h以上に達する。
14日(土)の予選日には肌寒さが残っていたものの、決勝日はケンタッキー特有の強烈な紫外線に見舞われた。気温は31度、路面温度も53度にまで達した午後3時45分、22台による200周300マイルの超高速バトルが開始された。
レースは3番手グリッドからスタートしたS.ホーニッシュ・Jr.が序盤からトップグループの一角で首位攻防戦に加わった。しかし、2度目のピット作業を終えた直後に、他車のアクシデントによりイエローコーションが出される不運な展開に泣かされトップ争いから脱落。代わって、チップ・ガナッシ勢が終盤へと猛烈な追い上げを見せるが、上位進出は叶わず、トヨタ勢最上位はD.マニングの10位であった。
20番手グリッドからスタートを切った高木虎之介は、決勝での上位躍進を狙ったが果たせず、無念にも20位でレースを終えた。
D.マニング(チップ・ガナッシ)のコメント:
レース序盤はフロントタイヤに問題が出てオーバーステアが激しく、順位を落としてしまった。終盤までにはかなり良い状態に仕上がったが、その時はすでにトップグループは、はるか前方におり、また、集団で走行する機会に恵まれずドラフティングを使えず、これ以上のポジションアップは果たせなかった。10位という結果には当然満足していないが、ピット作業はうまくいき、コース上ではクリーンなバトルが出来た。次のレースではより上位に進出出来ると確信している。
高木虎之介(モー・ナン・レーシング)のコメント:
ここ数戦続いているクルマのパフォーマンス不足は、ここでも解消されなかった。ドライバーとしてやれることはすべてやっているし、チームも現状で持ち得るベストを尽くしてくれていると思うが、それがスピードアップに結び付いていない。何が原因なのか徹底的に調査し、対策を講じ、一日も早く上位争いへと巻き返しをはかるべく体制を整えたい。
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