<US-RACING>
Photo&Report by Hiroyuki Saito
2000年のミシガン以来のポール・ポジションを獲得したトレイシーは、ロード・コースでは1994年のラグナ・セカ以来となる。先日インディアナポリスでクラッシュを喫したマリオ・アンドレッティが、恒例となったポール・ポジション獲得のフラッグをトレイシーに渡していた。これまで2番手からスタートして連勝してきたトレイシー。明日はポールトゥウインを飾り、4連勝を達成できるか?
最終予選でトップとなったボウデイ、2番手となったジュンケイラ。しかし、昨日トレイシーが記録した予選トップ・タイムを更新することができず、ボウデイは2位、ジュンケイラが3位となった。今シーズン2回表彰台に上がっているジュンケイラ、方や2回ポールポジションを獲得したものの、いまだ表彰台に上がることができないルーキー、ボウデイ。ポール・ポジションは獲得できなかったが、スタートでトレイシーの前に出たいところ。
全米ドライバー・オブ・ザ・クオーター・アワードを受賞したトレイシー。午前の最終プラクティスセッション終了後に、テレビのインタビューと記念撮影の場が設けられた。今回のレースも優勝し、連勝を続けて念願のシリーズ・チャンピオンを獲得すれば、昨年のダ・マッタに続いて2年連続でCARTからドライバー・オブ・ザ・イヤーが生まれるだろう。
昨日は晴れたり曇ったりといった天気だったが、2日目は見事な快晴となって気温も20度以上に上昇。毎年雨が心配されるイギリス・ラウンドだが、幸いにもこの2日間は天気に恵まれた。明日はとうとう雨が降ると予想されているが、雨が降れば混乱したレース展開になることが予想され、さらに誰が優勝するかわからない面白いレースになるだろう。