<US-RACING>
BRIDGESTONE PRESENTS THE CHAMP CAR WORLD SERIES POWERED BY FORD Round 3 ブリジストン・プレゼンツ・ザ・チャンプカー・ワールド・シリーズ・パワード・バイ・フォード 第3戦 Toyota トヨタ・グランプリ・オブ・ロング・ビーチ
●開催地:カリフォルニア州ロング・ビーチ ●レース・トラック:ロング・ビーチ市街地仮設ストリート・コース ●コース全長:1.968マイル ●決勝レース:90周 ●コース・レコード:104.969マイル、67.494秒(2000年ジル・ド・フェラン)
●記念すべき20回目の開催を迎えたロング・ビーチ 1984年からCARTが開催され、今年で20回目の開催となったロング・ビーチ。今やアメリカ西海岸最大のスポーツ・イベントととなった “トヨタ・グランプリ・オブ・ロング・ビーチ”は、1975年に現CARTのCEO、クリス・プークが創設して以来、今年で29回目(CART以前はF1やF5000を開催)のレースを迎えた。
ロサンゼルス空港から車で南に約40分ほどの距離にあるロング・ビーチは、アメリカ第2の都市、ロサンゼルス近郊にあり、アメリカに海運される輸入貨物の大半が入ることで知られている有数の港町。コース場に隣接するアクエリウム・オブ・ザ・パシフィックと呼ばれる世界最大規模を誇る水族館や、レインボー・ハーバーに停泊している豪華客船型ホテル、クイーン・メリーがあることでも有名だ。
今シーズン2度目となるストリート・コースは1.968マイル、計11のターンで構成される。ロング・ビーチ・コンベンション・センターを囲むようにレイアウトされたコースは、ターン8からターン9の長いストレートと最終コーナーからターン1までの緩やかなロング・カーブがあるハイスピード・コースだ。コース幅は比較的広いが、ターン1からターン3にかけての連続したコーナーや、ヘアピンとなる最終ターンのようなタイト・コーナーもある。スピードのアップダウンが激しく、セッティングが難しいコースだ。
●アンドレッティがCART最後の勝利を記録した昨年 昨年はバッサーがダ・マッタを0.003秒という僅差で抑え、ポール・ポジションを獲得。レースではダ・マッタが首位をキープしていたが、中盤に予選15番手だったアンドレッティがピット・ストップ作戦で2回目のピットインを遅らせ、いっきにトップに浮上した。アンドレッティにとってラッキーだったのは、絶妙のタイミングでイエローとなったことで、CART最後の勝利を記録。奇しくも、アンドレッティはCART時代に築いた42勝のうち、最初と最後をこのロングビーチで獲得したことになる。
●トレイシー思い出のロングビーチで3連覇なるか 開幕から2連勝し、ポイントリーダーとしてロングビーチに帰ってきたトレイシーにとって、このロングビーチはCARTデビューした場所であり、初めて優勝したレーストラックでもある。新チームとのコンビネーションも最初から十分に機能しているトレイシーが、そのまま開幕3連勝を達成するか。それとも、2連続ポールを獲得している驚異の新人、ボウデイが念願の初優勝を獲得するか見ものだ。
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