Hiroyuki Saito

東京オートサロン Part 2

実は今年になってから自転車では確か3日間しか通勤をしていません。乗りすぎて壊れてしまったのです。後輪のギアからなんか引っかかるような異音がするなと思い、自転車屋に持っていったらギア内側のホイール部が壊れてしまったようです。しかもギアの歯が磨耗しているし、チェーンは伸びているとのこと。
見積もりを聞いてビックリし、アニキと相談(実はアニキの自転車なので)。でも直さないとなって修理をお願いすることになりました。部品の取り寄せと修理で約2週間はかかるらしく先週から電車、バス通勤しています。
久しぶりの電車通勤は冬本番となったこの時期に寒い思いをせずにちょうど良かった言えばそうなんですが、なんか自転車に乗っていないとね、代わりにじわじわと脂肪が腹回りに乗ってきているような気がします。運動で身体をしぼると運動しなくなったときのリバウンドが激しいんだろうなって思う今日この頃です。早く自転車直らないかなあ。
ともあれ、今回も東京オートサロンのお話ですが、思った以上にネタがあったのでこれを含めてあと2回くらいに分けてお伝えしたいと思いますよ。ただこれらは引っ張らず、今週中には完結させたいと思います。なぜなら、お休みしているキーウエスト旅情が次の渡米までに終らなくなってしまいそうだから・・・・・・いや、渡米してからも続けていいんですけど、シーズンオフのネタとして書いているのでね、さすがにそれまでには終らせないとなって。
それでは早速、東京オートサロンの続きをお伝えしますよ。

東京オートサロン Part 2

それじゃ、ぼちぼち撮影を始めますかと会場内を歩いていたらクムホタイヤのブースで不思議な光景に出会いました。スーツ姿の外国人女性がなんと“空気イス”をしているのです。学生時代などにスポーツ系の部活動をしていた人なら経験があるのではないでしょうか? 壁に背中をつけてイスに座る姿勢を保って何十秒か耐えるというトレーニング方法なんですが、なんと彼女は背中を壁にもつけていませんからね。

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これこそ本当のエア・チェア。しかも涼しい顔してエア・ハンドルまで握っていますからたいしたもんです。どういった仕組みかはよく分かりませんでしたが、ちょっとしたパフォーマンスでしたね。午後には男性の外国人に代わっていましたよ。さすがに足腰が疲れたんでしょうね。

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ところ変わってRE雨宮のブースではキン肉マンがペイントされた(いまはカットシートでコーティングかも)マツダRX8が展示されていました。キン肉マンは普段はズッコケてばかりだけど決めるところは決める僕の小学生時代のヒーローでしたからね、なんかうれしいです。日本が世界から認められている“アニメ”そして日本を支えてきた“ものづくり”のコラボレーションとでもいいましょうか。こういうクルマを見ると実に日本っぽいなあと思いますよ。

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日本っぽいなあといえば、日本なので当たり前ですが日本色が強いブースも多々あり、僕にとってはとても刺激的でした。ここなんかはまるで戦国時代の陣営のようにブランド名の“和道桜”と書かれた幟(のぼり)を立てています。そりゃそうです。ここはカスタムカー、チューニングカー界のある意味では毎年行われている大合戦。天下を狙う侍達が集っているのです! ただ、それを見に来ているお客さん(8割は男性だと思う)の目当ては多分、クルマより目だってしまうコンパニオンというのも実に日本っぽいなあ、と思うところではあります。

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と、思っていたら先ほどの“和道桜”が場所的に西の陣ならこちらは東西の中間ホールなので中の陣とでもいいましょうか。クルマ自体から幟が立ち、まさにこれから「大将の首とったろ!」とでもいわんばかりのカスタム軽自動車を発見。でも、幟に書いているのはひらがなで“はろーすぺしゃる”ですから、なんか、かわいいですね。こういう軽自動車という特別なカテゴリーがあってカスタムやチューニングが普及しているのも日本ならではだなあと思うブースでしたよ。

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そして最後にご紹介する東の陣は、幟こそなかったもののジャパン・カスタマイズをぷんぷん匂わせる“JUNCTION PRODUCE”のブースでした。ここはね、なんかブース自体がどしっとしている重圧感があり、大人のカスタムカーをプロデュースといった感じでしたよ。

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神社の神殿とかにありそうなこの室内アクセサリーなんかは、これをクルマのアクセサリーにしようと思ったその発想に脱帽です。そういった意味でも参りました。こういう特殊な物を作っている職人さんにとっても仕事が増え(工場生産かな)、それにより後継者がいなくて困っている日本の伝統工芸品(それほどのものかは分からないけど)を作る匠の技が継承されていけばね、とてもいいことなんじゃないかなってところまで想像させるアクセサリーでしたよ。でも、これ、なんていうのか分かりませんが、まさかクルマの室内に飾られるとは思ってなかったでしょうね。
とても興味深かった日本色の強いカスタム、チューニングメーカーの布陣もご紹介できたのでね、次回も引き続き個人的に気になったブースをお伝えしたいと思いまする。