今朝は冷え込みましたね。この冬一番の寒さになると天気予報でいっていたのですが珍しく本当でした。そんなにも冷え込んじゃったから、いつも自転車で通る小さな橋の路面にも霜が降りちゃっていて、曲がりながら橋に進入したら前輪がつるってな感じで滑ってね、危なくずっこけるところでしたよ。
橋っていうのは橋の下に空間があって風通しがいいからよく冷えて凍結しやすいんですって。なのになんで路面をタイルという滑りやすい素材で加工しちゃったのかその意図がよくわからないのですが、とりあえず、今後は気をつけて進入して行きたいと思いますよ。はい。
ともあれ、ぼちぼちね、毎朝、自転車通勤途中に見かける顔ぶれを覚えてくるほど日本滞在が長くなってきたと思ったらあと2週間で今年も終了です。早いもんですね。1週間がこんなにも早く過ぎてしまうのですから、ほんとね、気がついたら来年になっているんでしょう。
それではアメリカの最南端キーウエストにも日本を代表する料理のお店を発見したお話をお伝えしますよ。
キーウエスト旅情 −寿司、食えた!−
ホテルに戻ってからはね、もう海に入る時間帯じゃないなと思ったので水着に着替えてプールに行きました。そのプール、やたら深くて足が底にまったくとどかないんですよ。試しにもぐってみたのですが、底までたどり着く前に息がもたなくなって諦めました。まあ、そんな感じで泳いでいるのか溺れているのかよく分からない状況でしたが、いつの間にかサンサンと輝いていた太陽も「俺ももう疲れちまったから、ぼちぼち帰って風呂に入るよ」ってな感じでね、メキシコ湾に沈もうとしていたのでした。
そろそろディナー・タイムです。さてさて何を食べようかと考え、そういえばレンタル・バイクのお店の隣になんかキューバン・カフェって店があったと思い出し、そこに行くかと部屋を出てホテルの東側の道路に出ると隣の“サンタ・マリア”というホテルのガラス張りになっている1階フロア入り口周辺に“鮨”という漢字を発見したのです。
なぬ? とよく見ると“鮨 Ambrosia Sushi Restaurant-Sake Bar”という日本語で読んでも英語で読んでも明らかにお寿司のレストランが僕の滞在しているホテルの目と鼻の先にあったのでした。
前日行われた年間受賞者パーティが終ってからこのキーウエストに来るまで、“MATSURI”という日本食レストランに2度も足を運んだのですが、営業時間外、そして定休日という事情でお寿司を食べることができなかったのは、すでにキーウエスト旅情の最初のころにお伝えした通り。
それが、このアメリカ最南端の地でね、それも結構雰囲気の良さげなお寿司のレストランがあるなんて夢にも思っていなかっただけに、味はどうであれ、身体は昨日から和食を求めていたのですから、迷わずお店に入りました。
席に案内してくれたのはなんと日本人の女性でした。ウエイターやウエイトレスは地元のアメリカ人でどうやらお寿司はメキシカン系の人が握っているようです。とりあえず、せっかくだから日本のビールかなってなもんでサッポロ・リザーブを注文。アメリカ最南端の地で日本の北国の代表都市名となる“サッポロ”を飲むのも乙なもんです。
今日お寿司に巡り合えたことにひとり乾杯し、どこで飲んでも(結局はどんなビールでも)うまいなって思いながらね、店を改めて見ると中央には水が流れ落ちる涼しげなインテリア、そして宙に浮かぶライトがディスプレイされています。奥にはキーウエストに来る道中に見かけた淡いエメラルドグリーンの海のように壁の色がライトアップされたバーもありました。とてもいい雰囲気です。日本酒ご愛好家の皆様、アメリカ最南端の街でも“SAKE”は飲めますよ。ご心配なく。
一息ついて注文を聞きに来たウエイトレスに迷わず握りのセットを頼み、そのときの丁寧な対応に感心しつつ待っていると目の前にどんなもんだいといった感じで念願のお寿司が登場です。アメリカでの握りセットの定番(カリフォルニアロール、サーモン、マグロなど)となるボリューム満点の握りたちがプレートに並び、お味噌汁のふたの上にはレンゲがちょこんと居座っています。
やっとお寿司を目の前にしてね、「待ってましたよ!」とひとり思いつつ、早速お寿司を頂きました。2日前から食べたかっただけになんだかとても美味しくてね、ひとりもくもくと一心不乱にお寿司を食べている姿が他のお客さん、お店の人たちにどう映ったかよく分かりませんが、ぺろりと完食したのでした。
満足した僕はレストランを出るときにマネージャーかオーナーなのか分からないその日本人女性からキーウエストの繁華街の場所(デュバル・ストリートがどうやら賑わっているとのこと)を聞き(やはり現地の情報は現地の人から聞くのがベスト)、行こうかどうかちょっと悩んだのですが、今日はさすがに疲れていたのでね、ホテルに戻って大人しくちょろっとお酒を飲んで、必要以上にある枕をベッド周辺に撒き散らし、ひとりでは持て余してしまうキングサイズのベットにもぐりこんだのでした。
次回はキューバン・カフェで食べたお勧めランチについてお伝えしましすよ。