Hiroyuki Saito

気がつけば……

気がつけば、もう9月。そう、メインとなるコラムのネタがないと、書き出しがなぜか“気がつけば……”になってしまいます。書かなければ誰も気がつかないことだったかもしれませんが、気がついたので書かずにはいられない気が気でない状況になったので書いてしまいました。しかも気がついたら気っ気、気っ気と盛りのついた猿のように“気”がやたら多くなったので、僕は気が多いのかといえばそうでもないなって自分に言い聞かせながら書いていますよ。

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ロサンゼルスではダウンタウン北部で大きな山火事が発生しており、住宅地にまで被害が及んでいます。山火事の煙の影響で朝方はちょっとオレンジかかった色の太陽光が僕の住んでいるトーランス界隈に降り注いでいます。そう、毎年、帰国が近づく頃って山火事の時期なんだってことにも気がつきました。あ、コラムで“気がつけば”っていうフレーズも何気にこの時期に多いのかもしれませんね。
話を戻すと、そう、シリーズも15戦が終了し、いよいよインディ・ジャパンが開催される9月になったのです。インディ・ジャパンといえば4月のイメージが強く、この時期に開催されること自体、ずっとその時期に取材してきた僕としてはちょっと違和感があります。というか、シーズンが終わってないのに日本にいるってことに違和感があるのでしょうね。あ、まだアメリカなので想像ですけどね。

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まぁ、開幕の序盤で迎えるインディ・ジャパンと、最終戦の前に行われるインディ・ジャパンの重要さに関して、どちらも開催されるということの意味合いと重みに関しては変わりませんが、チャンピオンシップ争いといった観点ではやはり重要な時期での開催となりますから、見応えがありますよね。
見応えがあるといえば、シカゴランドのレースは面白かったですね。ケンタッキーと同様、サイド・バイ・サイドの迫力のあるレースが、再度×再度、そう、何度も見ることが出来ましたね。

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このような抜きつ抜かれつのレースがもてぎで見ることが出来れば、日本のファンにインディの楽しさがもっと伝わるんでしょうね。そして、できればその光景を現場で見てほしいなと。やはり、レースの面白さはライブでないと伝わりきらないところがありますからね。
そんなもてぎのレースに期待しつつ、日本帰国まであと数日と迫ったわけです。半年振りの日本、9月といえばまだ夏の名残が残っているのでしょうか。もう、涼しくなってきたと聞きますが、インディ・ジャパンではカリフォルニアのインディアン・サマーのように、再び熱い夏が戻ってくるような週末になるといいですね。
次回からは“from US” 改め、“from Japan”になりますよ。久しぶりの日本をお伝えしようと思います。