先週末は久しぶりにカリフォルニア州トーランス界隈で過ごし、ちょっとゆっくりできたなって思っていたら、今、アイオワ州デモインにいますよ。
インディ500のポールデイから続いた5週末連続取材では約2週間インディアナポリスに居て、ミルウォーキー、テキサスと移動しましたが、今週末から続く4連続レースはアイオワ、リッチモンド、ワトキンスグレン、トロントと開催地が違います。
いろいろな所に行けますが、実際、移動が大変ですよ。どこでもドアー、本気で欲しいです。まぁ、無いものねだりはこのくらいにして、ニューヨーク旅情の続きをお伝えします!
−自由の女神にご挨拶、“俺ら日本からきただぁ”−
自由の女神に挨拶に行ぐためになじょすたらええべや?(どうすればいいか?) って、早速インターネットで下調べしたら、地下鉄とフェリーで行げるってことがわがったんだっちゃ。んだから、ホテルの受付のねぇちゃんにマップもらってさ、それに地下鉄の駅も書いてあったがら、睨めっこしながらリバティ・アイランドを目指したわげさ。
んでも、俺、アメリカで初めての地下鉄だがら、はっぱり乗り方がわがんねぇんだっちゃ。まんず、行ってみるしがねぇべって、地下鉄の入り口を探したんだ。そしたら交差点の角に“Subway”って書いてある看板を見つけてさ、早速その階段を下りでいったんだっちゃ。
んで、見つけだ切符販売機。切符代はなんぼっしゃ?(お幾らですか?) ってな感じで見でみっと、とりあえず2ドル払えばいいみだいなこど書いてあるから、金払って切符をうげとって改札口に向かったんだっちゃ。
と、その前に切符販売機の横にあった地下鉄マップをデジタルカメラで撮影しておいたのよ。地下鉄マップ持ってねぇから、困ったときにこれを再生してアップにして見ればいんでねぇの? って気転を利がせたのさ! なんだや、俺、冴えてんなって、またまた自分ば褒めてみたっちゃ。
意気揚々で改札口に行って、クレジットカードの紙バージョンみだいな切符ば、スっと通してホームに入って待ってたんだっけど、なんか自分の行ぎたい方向とは逆の方から電車が来るのよ。
んで確認したら、こっちの入り口はアップタウンに行ぐホームだって言うんじゃねぇの。俺が行ぎてぇのはダウンタウンの方角だから逆だったわけさ。しゃあねぇから駅員さんによ、「間違っちまってやぁ」って言って切符ば見せたら外に出してくれてさ。いや、おしょすい(恥ずかしい)のなんのって。それで一旦地上に出て、交差点の反対側に合った地下鉄の入り口から階段を下ったわけさ。
なんだか早速、田舎もんみたいなことやっちまったなぁって思ったけっど、なんとかダウンタウンの方角に行ぐ電車に乗ることができてさ。周り見渡してみだら結構、人が乗っていてたまげたんだっちゃ。だれぇ、外人さんがこんなに電車に乗ってるの初めて見だんだもん。って、俺も外人さんだけっどよ。
ニューヨークの地下鉄ってよ、なんか壁どが車両に落書きが書いてあって、危なそうなイメージが強がったんだっけっど、思っていだほど、悪いイメージはねがったなぁ。なんか日本の地下鉄とそんなにかわんねがった。路線とか駅の場所もわがりやすくってよ、これは使えるなって思ったんだっちゃ。
幸い、乗り換えることもなぐマンハッタンの最南端の駅まで行ぐごとができてよ。そっからは歩いてフェリー乗り場に向がったんだ。この前行ったジュネーブではカメラと地図もってキョロキョロして田舎もん丸出しだったから、変な奴につけられちまったんだっちゃ。それで学んだからさ、挙動不振な感じを出さないようにマップのイメージを頭ん中に叩き込んで、フェリー乗り場だと思う方向に堂々と歩いていったのよ。
そしたら、“STATEN ISLAND FERRY”って書いてあるビルディングがあってさ、こごが? って入っていったらなんか自由の女神のいる島に行ぐような感じじゃなくってよ。これはちげぇ島に行ぐんだなってなんとなくわがったらか、新たにフェリー乗り場を探しにいったんだっちゃ。カラオケは自信あんだっけっど、やっぱり方向音痴なんだよな。
んで、うろうろしていたら、いぐ途中になんだや、自由の女神がいだんだっちゃ! ずいぶんちっちぇんだなって。しかも立ってるはずの自由の女神が腰掛けで休んでいるんだもん。松明じゃなぐってアメリカの国旗もってさ。
もうちょっといったら、今度は自由の女神が3人もいるんでねぇの! どれが本物がわがんねぐってさ、誰に挨拶したらいいか迷ってたんだっちゃ。しゃあねぇがら、端の方から声かけて記念写真撮ろうとしたらさ、自由の女神がとつぜん動き出してダメダメって手を横に振んのよ。
んで、そのあど自分の横にあるボックスを指差して、ここにチップいれろみたいな雰囲気なんだっちゃ。人だましておいて、しかも金までとんのがって。がおったや(滅入る)。やっぱ、大都会は油断しだらいげねぇなって。あぶねぐ騙されるところだったって、その場から離れて、本物の自由の女神を改めて探しにいったんだっちゃ。だれぇ。
次回は、本物の自由の女神にご挨拶、“俺らもう騙されねぇだぁ”をお伝えしますよ。