アメリカではクリスマスが日本でいう年末年始の休暇期間みたいなものとなり、地元に帰って家族で過ごすのが習慣となっています。
南カリフォルニアの土地柄、雪は降らないのでホワイト・クリスマスとはなりませんが、街は12月に入るとクリスマスのデコレーションで華やかになり、このときを待ちわびていたことがしみじみと伝わってきます。
それぞれの家ではクリスマスのディスプレーを施し、暗くなってから明かりが灯されるその光景は、とてもステキな世界です。子供たちと一緒に飾りつけをするんでしょうね。または親元を離れた子供たちがクリスマスに帰ってくるのを、迎えるためにしているのかもしれません。
日本でいう正月の門松、しめ飾りみたいなものでしょうかね。ちょっと違うか? 飾る木が違うし、華やかさはありませんからね。でも、日本のしめ飾りを車のフロン・グリルに飾るのと同じように、アメリカでも車のフロント・グリルにクリスマス・リースを飾って走っている姿を良く見かけました。
ともあれ、今年は僕もロジャー安川ファミリーとともに友人の家で行われたクリスマス・パーティに出席しました。僕の年代ですと彼女や家族でも居ないとそれは寂しい週末となりますが、今年は気心の知れた友達とクリスマスを祝うことが出来ました。
各々が食べ物や飲み物を持ち寄り、パーティは始まります。主催者の親友Kさんが板前さんなので、料理もあらかた用意してくれました。メインコースとなったターキーの姿揚げは、丸ごと油の中に入れて料理する豪快なもので、中まで火が通りとてもジューシーな美味しい料理となりました。これはなかなか味わうことが出来ないので、とてもよかったですよ。
また、クリスマスですからそれぞれ嗜好を凝らしたプレゼントを持ってきます。プレゼントは指定した人に渡すのではなく、集まった友人達で抽選した結果、好きなものを選べるスタイルです。
くじ引きで順番が決まり、一番を引いた人から順に好きなプレゼントを選んでいきます。もちろん、中身は包みを開けるまで判りませんから、大きさや見た目の派手さなどでそれぞれが選んでいきます。
僕が用意したのは、先日オーランドウ空港で購入したNASAのお土産品でした。寝坊して乗り遅れた分、空港で結構時間があったんですね。NASAのロゴがいたるところに入っているスウェットパンツと、アポロ11号が月面着陸したフィギュアセット、そしてちょっと長めのNASAのロゴが入ったショットグラスの3点セットです。
正直、自分で買っておきながら、微妙なクリスマスプレゼントだと思っていました。ある意味、ウケ狙いです。なので、せめて見た目だけでもいいようにと、ティファニーのグラスが入っていた箱に入れて梱包したんですけどね。まぁ、その箱もロジャー安川の結婚式に頂いた引き出物の箱なんですけど。サプライズ効果です。
僕のプレゼントを選んだ人がいました。友人の彼女となる人でした。結構ドキドキしました。だって梱包用紙を破るとティファニーの箱が出てきているのにもかかわらず、まず目に入るのはNASAのショットグラスですからね。そのギャップには驚くでしょう。
でも、彼女なぜだかNASAが好きらしく、3点セットの全貌をみると結構喜んでいました。選んでくれたのが彼女で、とてもよかったです。
その後、3回までプレゼントを取り替えることができるというルールになり、彼女が当てたNASAが、なんと彼女の友人に指名されて取られてしまったんです。これにはビックリしました。
そんなに人気があるのかと。でも、結局ははじめに選んだ彼女の手に戻りました。めでたしって感じで、僕もなんだかうれしかったです。
今回のプレゼントで多かった商品は、スターバックスの商品券でした。15点中4点くらいはその商品券のカードでした。僕が貰ったのもそれでした。これは使えますからね。日常で良く利用する商品券、このようなプレゼントにはもってこいです。ギャンブル性の高い僕のプレゼントとは大違いですね。
何年かぶりのアメリカでのクリスマス、そんなこんなでとても楽しい夜を過ごすことが出来ました。
日本はこれから年末年始の休暇が始まりますね。皆さん、Happy holiday !