Hiroyuki Saito

数字系のモーテル

画像インディ・カーの取材で、先週はテキサスに行きました。ワトキンス・グレンでは、ロードウエイ・イン・アンド・スイートというすばらしい宿泊施設に泊まりましたが、テキサスではダラス・フォートワース空港の近くにあるスーパー8モーテルに宿泊しましたよ。アメリカを代表するモーテルですね。
モーテルは、車で移動することが中心のアメリカらしい宿泊施設で、部屋の前に専用の出入口があり、目の前にクルマを止めることができます。なにやら「モーターホテル」が「モーテル」と呼ばれるようになったようです。今考えてみると、ロードウエイ・イン・アンド・スイートも立派なモーテルでしたね。
このモーテルですが、アメリカにはスーパー8モーテルと、モーテル6という二つの巨大なフランチャイズ形式のモーテルが、アメリカ全土いたるところにあります。もともとモーテル6の名前の由来は、一泊6ドルで泊まれたことからそう呼ばれるようになったらしいです。この数字系のモーテルは、ホテルと呼ばれるところよりも格安で泊まれることから、アメリカ庶民の旅の宿として広く普及してきました。
眠るだけの宿なので、基本的にベッドなどの家具やタオル、石鹸といった最低限のもしかなく、古びた感じの建物が多いので、チープな感じはぬぐえません。しかし、最近のスーパー8モーテルは、“ホテル”に近づいてきているのです。
今回泊まったスーパー8モーテルは、様々なフランチャイズのホテルが密集した場所にあり、建物が平屋造ではなく3階建てでした。しかもハイスピードインターネットが装備されているモダンなスーパー8モーテルです。なのに、お値段も50から60ドルとお安いので、僕達のようなトラベラーには打ってつけの宿でした。

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ワトキンス・グレンのときのように、怪しい客もいなくてよかったのです(たまたま会わなかっただけかもしれません。アメリカ人から見たら俺が一番怪しい客かもしれません・・・・)。受付のインド系アメリカ人もチェックインでは親切な対応でしたが、早朝5時にチェックアウトしたときは寝ていたらしく、真っ赤な目をして、かなり眠そうな顔で鍵だけ受け取ってとっとと戻っていきましたよ。
機材などを持って移動しているので、いろんな意味で怪しいホテルは避けているつもりですが、実際現場にいってみないと分らないことが多いです。時にはハマったり、たまにはアタリだったりと、いろいろです。今後もバランスのいい宿を探していきますよ。