今季初のロード・コースとなる第4戦アラバマの初日、2度にわたって行われたプラクティスで、佐藤琢磨が総合トップに君臨しました。2位にジャック・ホークスワースが入り、AJフォイト・レーシングがワンツーを達成。ホンダ勢の中でランキング最上位の6位にいる日本のベテランは、1秒以内に19台がひしめく接戦を制し、みごとトップで初日を終えました。
午前の第1プラクティスで1分7秒7184を記録して5位となった琢磨は、雷雨に見舞われて開始が遅れた第2プラクティスで1分7秒2157までタイムを縮め、いっきにトップへ躍進。ホークスワースはわずか0.0040秒という超僅差での2位であり、2台でチーム・ペンスキーやチップ・ガナッシ・レーシング、アンドレッティ・オートスポーツといった強豪を退けたのは驚きですらありました。
3位にはジェイムズ・ヒンチクリフが入り、久しぶりにホンダ勢がトップ3を独占。5位のグラハム・レイホールを含め、トップ10に4台が入りました。シボレー勢のトップとなる4位はここで3度ポールを獲得したことがあるウィル・パワーで、6位から10位までをシボレーが占めています。昨年のポール、エリオ・カストロネベスは16位で初日を終えました。
このコースでの6年間の予選ベストはでデビューイヤー(2010年)の6位だった琢磨。明日は2014年のデトロイト第2レース以来となる通算6度目のポール・ポジションを期待しましょう!
●佐藤琢磨のインタビュー(US-RACINGサポーターズクラブ用に収録した映像の一部です)
●プラクティス総合リザルト
●初日のハイライト映像
●昨年の覇者ニューガーデンのバイザーカム