INDY CAR

第10戦トロントはフランキッティがポール、佐藤琢磨はペナルティで11位に

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ラウンド2最下位の6位で通過したD.フランキッティでしたが、W.パワーに0.0247秒の僅差でトロントにおける4度目のポール・ポジションを獲得。ミルウォーキー、アイオワに続く3連続、通算では29回目のポールです。明日の決勝でトロント4勝目なるか?
 

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「レッド・タイヤがとても良い感じで、予選の間はグリップが良く、リズムに乗ることができた」とフランキッティ。「トロントでは予選順位が重要で、また最前列からスタートできるのは素晴らしいね。15年前の1997年に初めてポールを獲った時と同じ場所だよ!」
 

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フランキッティにほんのわずか届かず、2連連続ポールを逃したパワーは予選2位。「今回は毎セッション調子が出ずに大変だった。最後にダリオに負けたけど、2位でも十分さ」と語った本人。トロントでは4年連続でフロントロー、明日はここでの3勝目を狙います。
 

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3位は昨日メカニカルトラブルによりピットでクルーと接触し、出遅れていたJ.ウィルソン。残念ながらここで3度目のポールとはなりませんでしたが、ガナッシやペンスキー勢に食い込む大活躍ですね。ロング・ビーチの予選3位以来、今季自己ベスト・グリッドです。
 

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シボレー・エンジンに換えたことでロード&ストリートのみの参戦となったS.ブルデイですが、今季ベストとなる2列目、予選4位をドラゴン・レーシングにもたらしました。シボレー勢では2番目で、大健闘と言えるでしょう。明日勝てば04年以来のトロント2勝目に!
 

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地元カナダ勢のベストがA.タグリアーニで、最終ラウンド進出の予選6位。デトロイトで予選3位、テキサスでポールと彼もホンダ・エンジンに換えた途端目覚しい活躍を見せています。これでホンダとシボレーは今シーズンの予選で5ポールずつのイーブンとなりました。
 

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ウェットで始まった朝のプラクティス、序盤は上位に進出するも路面が乾き始めると徐々に順位を落とし、最終的に22位で予選前最後の第3プラクティスを終えた佐藤琢磨。予選への仕上がりが心配されましたが、実際に蓋を開けた予選ではラウンド2へ進出しました。
 

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琢磨はラウンド2で8位のタイムを記録するも、ターン1でオーバーランを喫し、コースに戻る際にパワーをブロックしたとジャッジされて最速タイム二つが抹消。このペナルティで予選11位となりましたが、他車のエンジン交換により9番手からのスタートとなります。
 

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「1コーナーでバンプに乗り上げてタイヤがロックし、エスケープに入ったところでオフィシャルに止められました。その後コースに戻った際、チームから(パワーが来ている)情報もなく、彼がものすごい勢いで迫ってきたんです」と状況を説明してくれた琢磨。
 

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「ペナルティは残念ですが、過去のトロントの中では一番攻めることができたので良しとしたいです。ベストではありませんが順調にクルマ作りができていますし、明日はウォームアップで最後の確認をして決勝に臨みます」と琢磨。得意の追い上げを期待したいですね!
 

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朝8時頃からかなりの勢いで雨が降りだし、9時45分のプラクティス開始時の路面は完全なウェットでした。再び降り出しそうな天気でしたが、次第に良くなって途中からは走行ライン上も乾き始め、セッション後半には日も射していっきにドライの路面となりましたよ。
 

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午後1時05分からスタートした予選では、心配されていた天候も回復。コース上空を覆っていた雲も流れだし、ほとんど晴れている状況で無事に終了しました。気温は26度まで上昇し、さすがに昨日ほどではありませんでしたが、とても蒸し暑かったですね。ふー。
 

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今年もトロントでのインディカー人気は絶大で、サイン会は大盛況。横一列に並んだドライバーのトップがヒンチクリフ、そしてシメがタグリアーニとカナダ人ドライバーが最初と最後に。多くのファンが地元出身のドライバーに会えたことを喜んでいましたよ。
 

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今回は残念ながらトレイシーは参戦してなかったせいか、同じトロント出身のヒンチクリフが特に人気でした。サーキットに向かう途中、ダウンタウンに入ると高速道路脇には彼を起用したGo Daddyの巨大な看板があってビックリ!地元の期待にぜひ応えて欲しいです!
 
●予選リザルト

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●予選最終ラウンド映像

 
●第3プラクティス・リザルト

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●第3プラクティス・ハイライト映像