最初のプラクティスで自身が持つ予選のレコード、1分10秒1356にあと1秒と迫る1分11秒2886をマークしたW.パワー。2年連続で予選を制覇し、昨年は一度もトップを譲ることなく完勝したアラバマ・マイスターが、今年も好調なスタートを切りました。
「我々はここでたくさんテストしてこのコースを良く知っているし、セットアップもうまくいっている」と自信満々のパワー。「雨の予選になったら混乱するだろうね」とは言うものの、実際に雨となった第2プラクティスでは一度も走らないなど、余裕すら伺えます。
1分11秒5010の2位はアラバマ初開催年に優勝したH.カストロネベスで、先週の開幕戦に続く2連覇を狙います。パワー同様雨の第2プラクティスを走らなかった彼は「天気予報では明日ドライの予選で、日曜はもっといい天気になりそう」とこちらも余裕。
開幕戦でトップを走行した佐藤琢磨は好調を維持、パワーと0.2722秒差、カストロネベスと0.0598秒差の1分11秒5608をマークして総合3位に入りました。雨となった第2プラクティスでは18台が走行し、1分18秒8684のトップ・タイムを叩きだしています。
「2月下旬のテスト時よりもだいぶ理解して戻ってきました」と初日を振り返る佐藤琢磨。「クルマのバランスはまずまずで、午後にもっと改良したかったのですが、残念ながら雨で3周しか走れませんでした。でもいい感触を得たので、予選パッケージもいけそうです」
午前中は晴れていたものの、午後のセッションは雨となり、だんだん強くなっていきました。雷の注意警報も出るほどのすごさで、終盤には赤旗で中止となったほど。総合タイムは午前中のもので、1秒以内に入ったのは15台と、明日の予選も接戦が期待できます。
今回もハイライト映像や現地の写真とともに、初日のレポートを今晩22時からUSTでお届けします。途中、開幕戦のベスト・ショットの写真(佐藤琢磨orカストロネベス)が当たるクイズも行いますので、どうぞお楽しみに!
●第1プラクティス・リザルト
●第1プラクティス・ハイライト映像
●第2プラクティス・ハイライト映像