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IRL第5戦 トヨタ勢辛苦の“インディ500” H.カストロネベスが9位、前半首位争いを展開したS.ホーニッシュ・Jr.は無念のクラッシュ

<TOYOTA>
IRLインディカー・シリーズ第5戦「第89回インディアナポリス・500マイル・レース」(通称“インディ500”)の決勝レースが5月29日(日)、米中東部インディアナ州インディアナポリスのインディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われた。決勝日は朝から真っ青な空が広がる晴天。例年通り40万人もの大観衆でスタンド席は埋まり、その興奮がピークに達した正午過ぎ、全米が注目する伝統の500マイルレースがスタートを切った。気温22度、路面温度49度と絶好のレースコンディションの下、レースは予選2番手グリッドからスタートしたS.ホーニッシュ・Jr.がオープニングラップで首位を奪い、序盤戦をリード。レース中盤まで、激しいトップ争いを繰り広げた。77周にわたり、リードラップを記録したS.ホーニッシュ・Jr.だったが、惜しくも147周目にクラッシュ。無念のリタイアとなってしまった。
その後も、トヨタ勢は上位進出を目指すが叶わず、H.カストロネベスがトヨタ勢最上位の9位でフィニッシュ。“インディ500”初参戦を果たしたR.ブリスコは、序盤戦こそ苦しんだものの、中盤以降はトップグループと遜色ないラップタイムをマークし、トヨタ勢2番手となる10位でチェッカーを受けた。
H.カストロネベス(チーム・ペンスキー)のコメント:
 ステアリングの状態が悪く、とにかくレースを無事完走すること以外は何も出来なかった。しかし、チームはすべてのピット作業で素晴らしい仕事をしてくれた。1戦の結果だけを見れば9位という結果は残念だが、チャンピオンシップを考えると決して悪い結果ではないと思う。次戦テキサスでは何としても巻き返したい。
TRD-USA副社長 竹内一雄のコメント:
 非常に悔しいレース結果となってしまった。このレースに向けて全力でエンジン開発を進めて来たが、ライバル勢を捉えることは出来なかった。S.ホーニッシュ.Jr.が途中までかなり良いレースをしてくれ、加えてS.ディクソンもレース終盤に向けて好調だったのでかなり期待していたのだが、2台ともリタイアという無念の結果になってしまった。残念ながら今回の結果が今の我々の力を示していると思う。今後はさらにハードに開発を進め、また一から立て直したい。